高校生活 〜西園寺の真実〜   作:真希様


「なぁなぁ!どう?これ!結構かわいいやろ!?」
「ん〜・・・お前はピンクより緑の方が似合ってるで?」
「そう?・・・なら緑にしよかなぁ・・・」

そこに新一と蘭が合流した

「和葉ちゃーん!」
「蘭ちゃん!どう?これ?イケてるやろ?」
「うん!かわいいよ(^^)」

平次は新一にコッソリ耳打した

「なぁ、あのねーちゃんがケガさせられたんか?」
「・・・西園寺にね」
「うそやろ?」
「ホントだよ。西園寺は空手で全国大会優勝してんだ」
「・・・ってことは・・・」
「・・・・蘭より強いってことだよ!」
「あのクリクリのお嬢様がねぇ・・・」
「もちろん合気道も出来る。和葉ちゃんも勝てねーと思うぜ?」
「なんや、案外武道家な奴やなぁ」
「しかも家柄もかっこいいぜ?西園寺グループって知ってるか?」
「ん?知らん奴なんておらんのとちゃうか?あの世界有数の大ヤクザ・・・まさか!!??」
「そう、そこの一人娘・・・」
「・・・そらまたかっこええ・・・(^_^;)」
「だから気をつけろって。」
「そら毛利のねーちゃんもヤラれるわけやなぁ・・・」
「あぁ、俺が推理で追い詰めようとしても上手く逃げやがる・・・手ごわい相手だよ」
「さ・・・さよか・・・」

すると蘭が新一と平次に声をかけた

「何二人でコソコソしてるの?」
「ん?別に?なぁ。服部」
「あぁ、ええ天気やなぁって窓見・・・あっ雨降ってんで!!」
「えーっ・・・洗濯物干したまんまだ・・・お父さんに電話しなきゃ・・・」

そういって蘭は携帯を取り出した
すると今度は新一から平次に耳打した

「おい、蘭に西園寺っつー名前出すなよ」
「なんでや?」
「蘭ショックだったんだよ西園寺に負けて・・・あれからかなり落ち込んでたし・・」
「・・・わかった」

そして四人でアクアマリン・サクラを出ようとしたときだった

「・・・服部さん?」
「ん?」

そこにいたのは西園寺だった

「さっ・・・西園寺?なんでここおるん!?」
「ここは私の父が私の誕生日に建ててくださりましたの。それで・・・」
「さっさよか・・・」
「こんにちわ和葉さん・・・それと・・あなた毛利さん?」
「こんにちわ・・・」

すると西園寺は蘭の目の前に寄ってきた

「お久しぶりです覚えてます?」
「う・・うん」

蘭は笑ってみせるのが一生懸命だった

「あら・・・そのケガ・・・あの時の・・」

蘭の肩がビクっと動いたそのときだった

「悪いな、俺らまだ行くトコあんだ。じゃ」

新一が蘭の手を取って歩いていった

「ほな、俺らもいくわ。ほらいくで和葉」
「う・・うん・・・」

すると西園寺がニッコリ笑った

「工藤さん、服部さん・・・そんなに私に大事な人が傷つけられるのが怖いんですの?」

その言葉に新一は動きが止まり、平次は西園寺を睨んだ

「そんな怖い目で睨まなくても・・・服部さん」

西園寺はクスクスと笑っている
すると新一は西園寺の方を振り向かずに一言なげた

「お前にかまってるほどヒマじゃねんだよ。」

蘭には新一が焦っているのがわかった。
新一は蘭と西園寺の空手の試合を見ていたのだった
そのときの恐怖がみるみるうちに湧いてくる・・・それは蘭も同じだった

「じゃ・・・」

西園寺はまだ笑っている

「あ、毛利さん!」
「・・・な・・何?」
「また・・・試合しましょうね」
「・・・・じゃぁ・・・」

西園寺はずっと笑っている
そして四人に手を振った
何気に震えている蘭の手を新一はギュッと力強く握った
まるで「ダイジョウブダ」と言わんばかりに・・・
そんな新一と蘭を見てからか、平次は本当に西園寺から和葉を守らなければ
ならない・・・と確信づけていた
でもこれからが西園寺の見せ所だった


続く・・・

いやはや・・・やっとかけた・・・ずっとPC禁止令が出ていたんですよー・・・(涙)
もう私の中では桜杞が踊ってます・・・余裕の笑みを浮かべて・・・これからもっとひどいことをしなければならないと
思うともうつらくてつらくて・・・でも楽しみにまた見てくださいね(^。^)
        FROM真希

真希様の小説5話!!
うわ・・・・さらに西園寺さんの恐さが浮き彫りに・・・・・
蘭ちゃんが負けたってのもかなりびっくりやけど・・・なんか裏がありそう。
きっと卑怯な手を使ったに違いない←待てい(笑)
もっとひどい事っていったいなんやろ・・・・・ひぃぃぃぃ byあっきー

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