エクストリーム2000が行われた闘技場に猛を挟んで５人ずつの２組のグループが対峙していた。 白格闘技のメンバーは……………。 毛利 蘭。 来栖川 綾香。 紅 栞。 松原 葵。 北斗 晶…………以上の５名である。 対する黒格闘技のメンバーは………。 聖・ピーターソン。 瑠璃 羅刹（るり・らせつ）。 ザナドゥ・スコルピオン。 シルヴィア・アレクシス。 シェラザード・クローリー。 以上の５名。 彼女達は互いに睨み合っていた。 その静寂を破ったのは猛だった。 「先だって この闘技場で８名の格闘家達によってトーナメントが行われている」 「恐らくは現時点で この地球上で行える格闘技トーナメントとしては内容・レベルともに―――――……」 「最大・最強・最新……それは歴史上においても最高のモノだったと自負している」 「………結果 そのトーナメントを制したのは ここにいる弱冠（じゃっかん）17歳 毛利 蘭」 そう猛が言ったと同時にＧ−５の視線が一斉に蘭に向けられる。 「しかし 君達５人がそのトーナメントにどれ程の価値観を持つのかと言うと……甚だ心許ない……」 「スコルピオンくん」 「君は先程 試合とは飽くまでも試し合い――――――……来るべき本番に備えてのもの……」 「そう言ったなァ」 「ここに集まってもらった５名は優勝者から５位までを順に選んだモノではない」 「試合と言うよりは むしろ実戦」 「スコルピオン君言うところの本番！！！」 「それも日常生活に於いて いつ何時起こるか予測不能………」 「そんな突発的な戦闘でこそ持ち味を発揮する……」 「そんなタイプの格闘士５名を選択したつもりじゃ」 「伝え聞くところによるとキミ達は全員が全員 強者と闘って満足したいらしいが……」 「ここにいる５名なら 誰もが――――――――……」 「君達に望むものを与える力を持つだろう」 「……いかがかな？」 そう猛が言った。その後を継ぐかのように綾香が口を開く。 「この場で始めるの？」 栞が言った。 「試合場でない通常の生活空間がいいんじゃない？」 葵が呟いた。 「いつ闘るの？」 「いつだっていいぜ……今でも………」 これは北斗だ。 その時 猛が話し始めた。 「ルールは前田光世（まえだ・みつよ）方式を採用したい……それは………」 「例えば 場所を新宿とするなら対戦者同士が同時刻に新宿に到着する」 「服装は普段のモノを着用し……ごく普通に新宿を散策する」 「途中で食事するのも良し……買い物をするのも良し……酒を飲んでも良し……」 「もちろん 未成年はダメだが…………」 「やがて ごく自然に出逢う２人……ごく自然に決着と」 「出逢うかな……」 そう呟いたのは 蘭。 それを無視して猛は言葉を続ける。 「翌日 同時刻から同条件にて再開じゃ……」 「２人が出逢うその瞬間まで何日でも続けられる………」 「これは 柔術家 前田 光世が海外武者修行中 現地の強豪達に他流試合を申し込む際に提案したルールじゃ」 それを聞いた北斗は呟いた。 「どうでもいいじゃねェか……ルールなんて……」 「こっちの５名の誰だろうが そっちの５名の誰かを狙う……もちろん その逆も可」 「場所も時刻もル−ルもクソもねェ」 「飯時だろうが……寝込みだろうが……買い物していようが……男をナンパしていようが……一切 文句無し」 「今日 この場からおっ始めればいい……」 「それが実戦ってモンだろ！！！！」 猛が呟いた。 「両５名の誰もが……相手側の５名の誰かを狙っても良し…………とするならば………」 「ひょっとして……………もう……」 北斗が呟いた。 「その通り……もう始まっているってこった……」 その時 蘭が言った。 「来栖川さん……アタシ 帰るわ……明日速いんだよね………オヤスミ………」 そう言いながら蘭は去った。 その言葉のおかげで全員 毒気を抜かれた。 猛は呆気に取られながら 呟いた。 「……取りあえず……試合開始と言うことで…………解散しますか………」 「そうね………」 綾香が そう言った。 スコルピオンが街を歩いていた。 （あんなステキな５人の……誰とやってもいい………） （全員 喰っちまうのも………いいかな………？） そして工藤の家。 そこにコナンと灰原がいた。 「…………完成したわ……ＡＰＴＸ４８６９の解毒剤が……」 「やっと戻れるンだな 灰原………」 「えぇ………」 そう言いながら 灰原は解毒剤をコナンに渡し コナンはそれを飲み干した。 効果が現れ コナンの身体が内部から熱くなる。そして コナンの服が破れ 身体が成長していく。 東の名探偵・工藤 新一―――――……復活！！！ 続きへ
ザ・ドクター様の格闘小説9話
おわっっ解毒薬の完成!!!新一復活!!!(まさか、復活してすぐに死にそうになるってのはなしやでっ)(汗)
にしても日常生活で蘭の学校とかに攻撃仕掛けられたら・・・・・・・こわすぎるっっっ
しかし!!!怖いのは平次の寒いギャグ・・・・ひゅーーっ(爆)by
あっきー