コナン&金田一  熱き夏の戦い
作:Gahal様

第四章


さあ、もう決勝戦は始まっていた。この決勝戦は、3人が順番に5問ずつクイズに答え、先に合計10問正解したチームが全国進出となるのだ。
そして、解答時間は1問につき30秒、しかも回答者はヘッドホンをして相手の解答がわからない状態だった。

アナウンサー「それでは、いよいよ最後の対決だ。決勝戦最終組、東京都対決!帝丹高校対不動高校 始め。」
帝丹高校一人目は園子に、不動高校一人目は金田一だった。


アナウンサー「第1問 アルファベットのCO、元素記号だとコバルト、では化学式だと何?」
金田一「コッ、コッ、コエンザイム」×
園子「えーと、一酸化炭素」○

アナウンサー「第2問 アイウエオ順で並べると一番初めにくるのは何県?」
園子「愛知県」○
金田一「青森」×

アナウンサー「第3問 では、同じくアイウエオ順に並べると一番初めにくる星座は何座?」
園子・金田一「・・・」×

アナウンサー「正解はいて座、第4問 車に乗るのは乗車、船に乗るのは乗船では、飛行機に乗ることを何という?」
園子「乗機」×
金田一「と、と、と・・・」×

アナウンサー「正解は搭乗です。それでは第5問 文書作成は一太郎、図形描画は花子、では表計算は?」
金田一「次郎?」×
園子「三四郎」○

アナウンサー「さあ、ここまでの成績を見ると、帝丹高校チーム3ポイント、対する不動高校チーム0ポイント!!
帝丹高校リード!さあ、それぞれ、2番手の人と交代してください。」
そして、はじめは草太と、園子は蘭と代わった。

アナウンサー「では第6問 アニメドラえもん、映画第3作目のタイトルは?」
草太「のび太の大魔境」○
蘭「えっと…」×

アナウンサー「第7問 東京湾アクアライン、その途中のパーキングエリアの名前は?」
草太「ウミホタル」○
蘭「ウミホタル」○

アナウンサー「第8問 日本一長いトンネルといえば青函トンネル、では車がとおれる中で日本一長いトンネルは?」
草太「関越トンネル」○
蘭「関越トンネル」○

アナウンサー「第9問 スリランカの首都は?」
草太「スリジャヤワルダナプラコッテ」○
蘭「スリジャヤワルダナプラコッテ」○

アナウンサー「第10問 日本で二番目に長い川は?」
草太「利根川」○
蘭「阿賀野川」×

アナウンサー「さあ、現時点では帝丹後攻チームが1ポイントリード!!全国へ進むチームははたしてどちらになるのか?
それでは3人目と入れ替わってください。」
そして、ついにリーダー同士の対決になった。

アナウンサー「第11問 次の音楽記号は何?」

新一「え?」×
美雪「ハ音記号」○

アナウンサー「第12問 元素番号110番の元素の名前は?」
新一「ダームスタチウム」○
美雪「えっと・・・」×

アナウンサー「第13問 では、リニアモーターカーの"リニア(linear)"の意味は?」
新一「直線状の,線形の」○
美雪「直線状の」○

アナウンサー「さて、ここまでの正回数はどちらも8問、この問題で決まってしまうのか?
第14問 太陽系の惑星、内側から数えて5番目の惑星は外側から数えて5番目の惑星と比べて大きい?小さい?」
美雪「同じ」○
新一「同じだ」○

アナウンサー「きわどい、きわどいが確かに不動高校チームのほうが速かった。よって、全国大会出場の東京代表は不動高校に決定!!」
美雪「やったーっ」
金田一「おっしゃー!」
草太「やりましたねー七瀬さん。」

そこに帝丹高校チームが近づいてきた。
そして、工藤新一が手を差し伸べて行った。

新一「全国大会がんばれよ」
金田一「ああ。」
新一と金田一は握手を交わした。

蘭「私達の分までがんばってね」
園子「負けたら承知しないわよ」
美雪「はい」
草太「うん」
蘭と美雪、草太と園子も握手を交わした。

そして・・・

全国大会当日になった。
今度は美雪が自宅まで押しかけて行ったので、金田一は遅刻しなかった。
そして、金田一達を含め、全国50代表校が集まっていた。



その中に・・・

男「うぉ〜っ、こんだけぎょーさんおったらあいつがとこにおるかわかれへんなあ」
女「こんなときにいったい誰さがしてんの?」
男「あの、帝丹チームに勝ったっちゅうチームや。たしか不動高校やったかなーそんな名前やったわ」
女「そうなん?で、そのチームがどこにいてるかわかったん?」
男「いや、そや、ええこと思いついた」
というと、その男は声を張り上げていった

男「こん中に東京代表の不動高校っちゅう連中はおるかーーー?」
その声は金田一達の元へと届いた。

金田一「何だ?あの関西弁野郎。」
といって金田一は関西弁の男に近づこうとした。

美雪「ねえ、よしなさいよ。」
金田一「え?いいじゃん。行ってみよーぜ。」
美雪「あ、もうはじめちゃん!」
すたすたとその男に近づいていく金田一のあとを美雪も慌てて追っていった。さらにそのあとを草太も追っていった。

そして…
金田一「俺が不動高校の金田一 一だけど…あんた誰?」
男「ほう、お前か?あの工藤を負かしたっちゅう奴は?おれは服部平次、工藤新一のライバルや」
金田一「へぇ〜っ。で、そのお連れの方は?」
服部「ああ、こっちは俺の幼馴染の遠山 和葉や、そんであっちは今年の春俺んとこの学校に転校してきた秋原や。」
という服部の言葉を無視してはじめは言った。

金田一「へえ、じゃあうちのチームも紹介しよう。こっちから俺の幼なじみの七瀬美雪と村上草太。」
金田一は、いつのまにか後ろに来ていた2人のことを紹介した。
美雪「ねえ、はじめちゃん?この人たち誰?」
金田一「えっと、あの工藤 新一のライバルの服部 平次君とその幼なじみ遠山 和葉さん、そして秋原さんだそうだ。」
秋原「あっきーって呼んでくれてええで。」
はじめ「は、はあ」
服部「これだけは言っとくけどな、優勝すんのは俺らのチームや、お前らなんかには絶対負けへんで!」


そして高校生クイズ全国大会の幕が切って落とされた。





第5章へ そして全国大会へ(笑)




<あとがき>
今回は、関東大会決勝のクイズを何問か修正しました。
そしてあっきーさんの名前も変更しました(より本名から遠ざけるため)

Gahal様から戴いたコナンと金田一の合作小説第4章!!!
登場さしてもろておおきに!!(笑)わざわざ名前まで気にしてもろて恐縮やわ〜←おーい
そして修正版のクイズも一新されてて非常に面白いです♪(頑張ったよ新一・・・(笑))
byあっきー
※クイズ等の一部修正加筆しました。H17.4/24

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