金田一 一vs服部 平次 〜熱き夏の戦い〜
作:Gahal様

第五章


アナウンサー「さあ、いよいよ全国高校生クイズ選手権全国大会の開幕です!!準備はいいですかみなさん!!」
皆「お〜っ」

アナウンサー「それでは、最初のクイズに行く前に君達に諸注意をちょっと・・まず今年の高校生クイズでは、1回戦で50チームから30チームに、
2回戦で30チームから10チームに、3回戦で10チームから5チームに、準決勝で3チームにしぼり、決勝へと進みます。
そして今回、敗者復活戦というものは一切行いません。」

皆「え〜っ」

アナウンサー「え〜っ、じゃありません。今年はいつもより厳しくいきたいと思います。ですから、1回戦はいきなり個人戦とします。」

皆「え〜っ」


はじめ「い、いきなり個人戦?やばい、やばすぎるぞぉぉ。」
アナウンサー「ルールを説明します。これから行きます第1回戦の会場には、全部で150個の解答席があります。
そして、150人全員で早押しクイズを行い、クイズに正解した順に、今皆さんがいるところに帰ってきてもらいます。
そして、3人全員がここに帰ってきた時点で勝ち抜けとなります。また、全50チームの中から勝ち進むことができるのは30チームとなります。
それでは皆さんがんばってください。」


そして、アナウンサーの後に続いて150人がいっせいに移動し始めた。
そして、全チームがようやく解答席についた。一応チームごとに解答席は3席ずつ区切られており、その一区切りずつに都道府県名と学校名が書かれていた。


アナウンサー「さあ、それでは150人超早押しクイズスタート!! 

第1問 インターネットでよく使うプログラムにCGIというのがありますが、さて、このCGIとは、何の略でしょう?」

ピコーン

アナウンサー「これは速い。では大阪府代表改方学園」
あっきー「Common Gateway Interface」

アナウンサー「大正解!!正解者は先ほどの集合場所に戻ってください。
平次「さすが学年トップやな」
和葉「ホンマ、あっきーちゃんに来てもらって正解やったね。」
平次「ああ、ほんなら俺らもあっきーに続くで!!」

アナウンサー「では第2問 『3・1・2・4』『8・1・7・9』『6・3・3・9』これらの数字は4つずつある規則に沿って並んでいます。
この規則に当てはめる時、次の(  )に入る数字は何?  『19・11・(  )・30』」

ピコーン

アナウンサー「東京都代表不動高校」
はじめ「8」
アナウンサー「正解。え〜それぞれ1つめの数から2つめの数をひいたものが3つめの数に、1つめの数と2つめの数の和が4つめの数となっているんですね。」
金田一は集合場所に移動した。

美雪「はじめちゃん、やったー」
草太(よーし、金田一さえクリアーできればもうクリアーしたようなもんだ)

アナウンサー「第3問 沖縄に初めて開通した鉄道の名前は?」

ピコーン

アナウンサー「沖縄県代表○○高校」
沖縄の人「ゆいレール」

アナウンサー「正解 では第4問 オリンピックの五輪のマーク、中央の輪は何色?」

ピコーン

アナウンサー「兵庫県代表○○高校」
兵庫県の人「赤」

ブッブー

アナウンサー「ダブルチャンス!!」

ピコーン

アナウンサー「秋田県代表○○高校」
秋田の人「黒」



アナウンサー「正解 では第5問・・・」
その後もさらにクイズは続いた。

アナウンサー「兵庫県代表○○高校、勝ち抜け第1号!!」
アナウンサー「沖縄県代表○○高校、勝ち抜け決定!!」
アナウンサー「京都府代表○○高校、勝ち抜け決定!!」
アナウンサー「青森県代表○○高校、勝ち抜け決定!!」
・・・・・・


その中で、不動高校チームの金田一以外の二人はまだ抜けていなかった。

一方、改方学園はあっきーに続き、和葉も正解し、残るは平次のみとなっていた。
そして、むかえた78問目

アナウンサー「各チーム、次々に勝ち抜いていき、残る席はあと10個のみとなりました。
第78問 蛾を英語で言うと"モス"、では蚊を英語で言うと何?」

ピコーン

アナウンサー「東京都代表不動高校」
美雪「mosquito」
アナウンサー「正解」

さらに

アナウンサー「第103問 ピアノ曲の中に“月の光”という曲がありますが、映画“死者の学園祭”にも登場したこの“月の光”という曲を作曲したのは誰?」
ピコーン
アナウンサー「東京都代表不動高校」
草太「ドビュッシー」

アナウンサー「東京都代表不動高校、勝ち抜け決定!!」
平次「げっ、あいつら、先いってしもたんか?」
そして、草太は美雪達の待っているところへ言った。

草太「七瀬さ〜ん。」
美雪「やったー」
はじめ「それにしてもお前、ドビュッシーなんてよく知ってたな。」
草太「クラシックは好きだから」


その間にもクイズは続けられていた。

そして・・・
アナウンサー「佐賀県代表○○高校、勝ち抜け決定!!」
アナウンサー「新潟県代表○○高校、勝ち抜け決定!!」
アナウンサー「北海道代表○○高校、勝ち抜け決定!!」
アナウンサー「山梨県代表○○高校、勝ち抜け決定!!」
アナウンサー「埼玉県代表○○高校、勝ち抜け決定!!」
アナウンサー「大分県代表○○高校、勝ち抜け決定!!」
アナウンサー「山口県代表○○高校、勝ち抜け決定!!」

アナウンサー「さて、これで残る席はわずか2つとなってしまいました。はたして、勝ち進むことが出来るのはどのチームか? 第126問」
平次(ぜったいこの問題に答えて、和葉ンとこにもどるんや。)

アナウンサー「世界で一番高い山は」
ピコーン
アナウンサー「大阪府代表改方学園」
平次「エベレストや」
ブッブー

アナウンサー「エベレストですが、世界で2番目に高い山は? ダブルチャンス!!」
ピコーン
アナウンサー「奈良県代表○○高校!」
奈良県の人「K2」

アナウンサー「正解!!奈良県代表○○高校、勝ち抜け決定!!」
奈良県の人「やったーっ!!」

アナウンサー「さて、これで、あと1チームのみとなってしまいました。それでは第127問 徳川第13代目将軍の名前は?」
ピコーン
アナウンサー「大阪府代表改方学園」
平次「徳川家定や」
アナウンサー「正解!! 大阪府代表改方学園勝ち抜け決定!!以上30校決定!!」

敗者の皆さん「はあ〜っ」
そして、平次はあっきーと和葉が待っているところへ戻った。

和葉「平次〜ぃ、全く、何しとったんや?」
平次「すまんすまん、ちょっとてこずってもーたんや。」
あっきー「まあ、勝ち抜けたんやし、ええやん」
和葉「そうやな」

アナウンサー「それでは勝者のみなさん、次の試験会場へ行きますので、よく考えてあちらのバスに乗ってください。」

アナウンサーが指差した方向にはバスが6台とまっていた。
6台ともすべて同じバスだったが、座席カバーの色のみ違った。

その色は…赤、橙、黄、緑、青、藍、だった。
アナウンサー「ちなみに、あのバスの定員は一台につき5チーム。では、先ほどのクイズを勝ち抜けた順にバスに乗り込んでください。」

6台のバスの前には、
「えまだふさぼのあおたか」
とかかれていた。

金田一「なるほど…そういうことか…おい美雪・草太…ちょっと…」
美雪「何?」
不動高校チームは何やらヒソヒソ話をはじめた。

一方、
平次「まずいで…」
和葉「どうしたん?平次?」
平次「この順番やとまずいんや…」
和葉「え?」



(6)へ続く



あとがき
どうもどうもGahalです。
さてさて、一体はじめは何に気づいたのか…
平次のチームは一体何がまずいのか…
そして、アナウンサーの意図は何なのか…
皆さんも一緒に考えてくださいね。

Gahal様から戴いたコナンと金田一の合作小説第5章!!!
うわ・・・謎かけ・・・・・・・この文字の意味は??・・・・・・・・・・やるな・・解けたで!!!(笑)
ってことは・・・平次達はかなり不利・・・・・!!勘のええ人はもうわかったかな?
おもろなってきよったで・・・・(にやり) byあっきー(学年トップ・・・・すごいやんか・・・うっとり)←おい
※クイズ等の一部修正加筆しました。H17.4/24

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