金田一 一vs服部 平次 〜熱き夏の戦い〜
作:Gahal様

第七章



平次「あ、ちょ、ちょっとまって〜な」
アナウンサー「それでは、まだ次がありますので。」
といってアナウンサーは電話を切ってしまった。

平次「まったく、どないせーちゅうんや。」
和葉「なあなあ、アナウンサー何て言ってたん?」
平次「それがなぁ…」
平次は先ほどの電話のことを和葉とあっきーに説明した。

あっきー「とにかくそのビデオテープ見てみーひん?」
平次「そうやな…」
実は平次たちはビデオテープは誰かの忘れ物と思っていたので見ていなかった。

平次はビデオを再生した。

平次「ん?何や、3?」
ケースに書いてある数字をみて平次が言った。
そしてビデオは始まった。

和葉「なあなあ、これ太陽とちゃうん?」
あっきー「ホンマや、太陽やでこれ。」
平次「太陽?待てよ…」
あっきー「わかったで!!」
あっきーはいきなり叫んだ。

平次「何やいきなり。」
あっきー「だから、アナウンサーのいる部屋がわかったんや。」
平次「ホンマか?で、どこや?」
あっきー「まず、花瓶のは赤い星やし火星、絵にかいてあんのはわっかのある星やし土星、そんで皿にかいててある立て向きにわっかがついてんのは天王星や。」
平次・和葉「なるほど…そんで?」
あっきー「そんで、ビデオに写ってんのは太陽やろ、それと0いうんは、太陽を0と数えるってことや。太陽が0,水星が1,金星が2,地球が3・・・」
平次「なるほど…そうか…わかったで!!」
そして、平次たちはその部屋に一目散に向かった。


そのころ…

美雪「あ、これ火星じゃない?」
金田一「火星?」
美雪「そうよ、あ、じゃああっちは土星で、向こうは天王星ね。」
草太「あ、これ太陽だ。」
一人ビデオを見ていた草太が言った。

金田一「そっちは太陽か…」

金田一「火星に土星に天王星に太陽…0…ん?待てよ…おい、美雪」
美雪「何?はじめちゃん。」
金田一「太陽系の惑星ってどう並んでんだ?」
美雪「え?内側から水金地火木土天海冥だから…水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、か…」
金田一「サンキュー美雪」
美雪「え?まだ続きがあるんだけど…もういいの?」
金田一「ああ、もうわかったよ。この暗号の答えが。」
美雪「え?それじゃあ…」
金田一「謎はすべて解けた!!」
草太「何フザけてんだよ」
金田一「別にふざけちゃいないよ。いいか、まず、ビデオのテロップの“0”っていうのは、太陽を0と数えるっていう意味なんだ。
そうすると、火星は4、土星は6、天王星は7になる。」
美雪「あ、なるほど。じゃあ左から順番につなげると4607…そうか4607号室ね?」
金田一「その通り」
美雪「じゃあ、早く行きましょ。」

金田一たちは46階に向かった。


午前5時30分、46階ロビー
そこに設置されている2基のエレベーターのドアが両方同時に開いた。
そして、左からは不動高校チーム、右からは改方学園チームが降りてきた。
そして、エレベーターから降りた瞬間に6人は同じ方向に駆け出した。
平次「…あった、あそこや!!」
金田一「よし、ついたぞ!!」
2チームは4607号室のドアを同時にノックした。
すると、ドアが開いて中からアナウンサーが出てきた。

アナウンサー「しーっ、静かに。さあ中に入って。」
6人はアナウンサーの部屋に入った。

アナウンサー「おめでとう!!君たち6人は準決勝進出だ!!」
6人「やったー!!」
アナウンサー「君たちは確か…不動高校チームと改放学園チームだったね。」
美雪「はい、そうです。」
平次「おう、そうや。」
アナウンサー「君たちの乗ったバスの色は何色だった?」
美雪「私たちは藍色でしたけど。」
平次「俺らは緑色や。」
アナウンサー「わかりました。じゃあちょっと待っててください。」
そういうと、アナウンサーは無線や内線電話でだれかと話していた。

数分後…

アナウンサー「お待たせ。それじゃあ8時に1階正面玄関に集合してください。
あ、それと朝食ですが、場所は昨日夕食を食べたところで、時間は7時からです。」
美雪「はい、わかりました。」
6人はアナウンサーの部屋を出て自室に戻った。


そして…午前8時
正面玄関に勝ち残ったチームが集まっていた。

残っているのは緑バスに乗っていた2チーム、藍色バスに乗っていた4チームであった。
そこにアナウンサーがやってきた。
アナウンサー「これより、準決勝のスタート地点まで移動します。」
アナウンサーを先頭とする一行は、玄関前に止めてあった一台のバスに乗り込んだ。

このバスは、昨日乗ってきたものとは違う会社のバスだった。
一時間ほど走ったところでバスは東京駅に到着した。

そして東海道新幹線ホームに着いたところで準決勝が始まった。
アナウンサー「さあ、それでは準決勝戦をはじめたいと思います。
ルールはクイズスゴロク。各駅サイコロを振り、クイズに正解すれば、出た目の数だけ先の駅に進むことが出来ます。
たとえば、4の目が出たときは4駅、という風に。
ちなみに、クイズに間違えた場合は、出た目の数だけ戻ってもらいます。
時間制限はありません。昨日乗ってきたバスの色ごとに最初の1チームが新大阪駅に到着したら終了となります。
そして、(同じ色のバスの)残りチームは、敗退となります。それではスタート!!」





(8)へ続く






あとがき
やっと準決勝!!
でも、決勝戦の会場はどこでしょう?
(今回は簡単だと思う…)
(8)では、決勝戦にあのチームが登場!!
アナウンサーの真の意図もあかされる
アナウンサーの意図わかった?
今回でわかったんじゃない?
アナウンサーが矛盾したこと言ってたしね


Gahal様から戴いたコナンと金田一の合作小説第7章!!!
そして更に難問・・・・・(爆)
決勝にあのチーム????
そしてアナウンサーの意図とはいったい・・・・・・
でもその前に会場は何処???何があるんだろ・・・・・さあ皆も挑戦だー(笑) byあっきー
※クイズ等の一部修正加筆しました。H17.4/24

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