コナン&金田一 熱き夏の戦い 番外編U
作:Gahal様
熱き夏の戦い 番外編2 アナウンサーU「では、私はこれで。」 アナウンサーUはどこかへ行ってしまった。 新一たちは3つのヒントを眺めながらいった。 新一「なんだこりゃ?」 蘭「HOME GROUNDって野球とかサッカーとかのホームグランドのことかな?」 新一「多分な、」 園子「それより、わかんないのは1個目の“紫”と3番目の“西京”よ。」 新一「ああ、“紫”ってのは、チームのカラーだろうけど、“西京”って何だ?」 蘭「東京か北京か南京ならわかるんだけど、“西京”なんて地名あるわけないよ。」 新一「“紫”?“西京”? でもなんか聞いたことがあるような…」 蘭「え?本当なの?」 新一「ああ、でもどこだったかは忘れたけど…」 蘭「なによそれ、ちゃんと思い出しなさいよ。一体、どこなのよ!!」 新一「え、え〜っと、確か…、う〜ん…どこだったっけな…待てよ、紫…パープル、ホームグラウンド、そして西京!!そうか、わかったぞ、あそこだ!!」 蘭「え?どこどこ?」 新一「答えは…京都パープルサンガのホームグラウンド、西京極だ!!」 園子「パープル、あ、紫か。そして、ホームグラウンドに西京、すごい!!全部入ってるよ。」 蘭「じゃあ、早く行きましょ。」 新一「ああ」 新一たち3人は新幹線に乗るため、東京駅に向かった。 そして、大阪方面行きの乗り場に着いたとき、3人は誰かに呼び止められた。 女子アナA「高校生クイズの方、ちょっとお待ち下さい。」 新一「何ですか?」 女子アナA「ここで、クイズを行います。」 園子「クイズってことはここが決勝戦の会場ですか?」 女子アナA「いいえ、違います。集合場所までの間の最短距離の行き方での乗り換え地点ではクイズを行います。」 新一「もし、正解しなかったらどうなるんですか?」 女子アナA「もちろんその時点で失格になります。」 蘭「じゃあ、クイズをやめて最短じゃないルートで行くことはできるんですか?」 女子アナA「いいえ、各乗り換え地点で女子アナに一度でも近まったら、クイズを答えないと失格となります。」 園子「ということは、ひとたび女子アナにつかまったら絶対にクイズに正解しなきゃなんないのね。」 女子アナA「そういうことです。では問題 弦楽器の名前を一人3つずつ答えてください。」 新一「バイオリン、チェロ、ギター」 園子「三味線、琴、琵琶」 蘭「シタール、一五一会、バラライカ」 女子アナA「正解!それでは電車が到着し次第、新幹線にお乗りください。」 新一「よし、この調子で全国まで行くぞ。」 蘭・園子「うん!!」 やがて、ホームに博多行きのひかり号が入ってきたので、新一たちは乗車した。 そして約3時間後、新一たちの乗ったひかり号は京都駅に着いた。 改札をでたところで、新一が蘭たちに尋ねた。 新一「これからどうする?時刻表とかで調べたら、バスか地下鉄でいけるらしいけど。」 蘭「どっちが近いの?」 新一「詳しくはわからないけど、バスなら一本でいけるけど、地下鉄はさらに阪急とかいう電車に乗り換えなきゃならないらしいんだ。」 蘭「じゃあ地下鉄に乗りましょう。」 園子「そうそう、バスだったら絶対女子アナがいるって。」 新一「よし、地下鉄に決定!」 新一達は地下鉄乗り場へ向かった。 するとそこには… 女子アナB「高校生クイズの人ですね。それではクイズです。」 園子(な、なんで…) 女子アナB「金管楽器の名前を一人3個ずつ答えてください。」 新一「トランペット・トロンボーン・ホルン」 園子「チューバ・ユーフォニアム・コルネット」 蘭「フリューゲルホルン・マーチングメロフォン・スーザーフォン」 女子アナB「正解!それでは地下鉄にお乗りください。」 新一たちは地下鉄で四条駅まで行った。 そして、四条駅でまたバスか阪急どちらに乗るか決めることになった。 園子「ねえ!!今度はバスにのろうよ。」 蘭「そうね、阪急に乗ろうと思ったらまたクイズよ。」 新一「…そうだな。よし、今度はバスにするか。」 3人は四条烏丸のバス停に向かった。 新一「え〜と、西京極にいけるのは…32号だ。んで、次のバスは…ゲッ、30分後だぞ。」 蘭「どうする?」 園子「バスの所要時間は何分なの?」 新一「30分ぐらいだ。つまり、合計1時間だ」 園子「…阪急にする?」 蘭「ねえ新一、阪急なら何分かかるの?」 新一「12分だ」 園子「じゃあ、阪急にしようよ。」 新一「しかたないな…」 3人は結局阪急に乗ることになった。 そして、その改札口前で… 女子アナC「高校生クイズの人ですか?」 新一「え、ええ…」 女子アナC「では問題 木管楽器の名前を1人3個ずつ、合計9個答えてください。」 新一「また楽器かよ…クラリネット・フルート・アルトサックス」 園子「ピッコロ・オーボエ・ファゴット」 蘭「尺八・ケーナ・パンフルート」 アナウンサーC「正解です!!それでは阪急電車にお乗りください。」 そして… 3人はやっとのことで西京極駅に着いた。 さらにそこから少し歩いて西京極総合運動公園についた。 そこには、あのアナウンサーUが待っていた。 アナウンサーU「ここまで来て下さい!!」 新一たちはアナウンサーUのいるところに到着した。 アナウンサーU「君達が一番乗りです。さあ、それでは最後のクイズを行います。このクイズに正解すれば、全国大会に参加することができます。 では、問題 京都にある三つの閣の名前と、その閣がある寺の名前を、寺・閣の順で答えてください。」 新一「園子から答えてくれ。」 園子「えっと…確か…鹿苑寺 金閣」 蘭「慈照寺 銀閣」 新一「西本願寺 飛雲閣」 アナウンサーU「正解!帝丹高校チーム、全国大会参加決定!」 3人「やったー」 蘭「まさか、本当に全国大会に行けるなんて…」 園子「信じられな〜い!!」 新一「ああ、またあいつらと戦えるかもな…」 アナウンサーU「それでは、こちらの紫のバスにお乗りください。」 翌日 浪速ダイアモンドタワー56階展望レストラン アナウンサー「さあ、それでは各チーム解答席についてください。」 2チームはそれぞれ解答席についた。 しかし、解答席は3つあった。 平次「なあなあ、まだ席が1個あいてんで。どうすんの?」 アナウンサー「ご心配なく。その席に座るチームはすでに決定しております。では入場してください。紫バスチーム!!」 美雪「うそっ!!」 草太「ええっ!!」 和葉「あっ!!」 あっきー「???」 金田一「やっぱりそうか…」 平次「思ってたとおりや…」 和葉「思ってた通りって…」 美雪「どうしてわかってたの?」 はじめ「アナウンサーの発言さ。確か初日の時には決勝戦は3チームって言ってた。なのに、準決勝から勝ち残れたのは2チーム。」 平次「それにや、バスの色は虹の色になってたんや。赤橙黄緑青藍ってな。でも俺らが乗ったバスは全部で6色だけやった。だから最後の1色の紫バスがどっかからくるんやろな…てのはわかっとったんやけど。」 金田一・平次「そのチームがまさかあいつらとは…」 アナウンサー「それでは紹介しよう。見事激戦を勝ち抜き、決勝戦に残ったもう1つのチームは・・・帝丹高校チームだ!!」 コナン&金田一@ 熱き夏の戦い(9)へ続く 熱き夏の戦い(8)へ
<Gahal様のあとがき> え〜今回もクイズを大幅に変更しました。 それも楽器の問題ばかりに かなりマニアックなものも混じっておりますがご了承ください(笑)
Gahal様から戴いたコナンと金田一の合作小説番外編U!!!
うひょーーーっこれでメンツが揃ったー!!
金田一チーム、平次チーム、新一チーム・・・・・いったい優勝はどのチームに???
にしても・・・あっさりクイズ解いてくとはさすが・・・・・・・なんか勉強になるぞ(笑)
byあっきー
※ジャスミン様ご指摘ありがとうこざいました♪クイズの答えを一部訂正しました。H14.6/3
※クイズ等の一部修正加筆しました。H17.4/24