A storm is suddenly.

第5章 愛の末に

 

 
しばらくした。志保達ははまだ来ない。

そして平次と和葉が来た…が。

平次「あの姉ちゃんまだ扉のところに居るんや!!!つかまってしまうから入れへんて!!!」

ヴェノス「行ってくる。」

ヴェノスは窓を開けた、飛び降りようとしたそのとき。

新一が後ろからかぶせたそれは、黒衣の騎士の演技に使った仮面だった。

ヴェノス「…なんだこれ?」

新一「あとこれもな。」

そして演技のマント…。ヴェノスは不思議なばかりだ。

蘭「何でそんなもの持っているの?」

新一「持ってきた。」

ヴェノス「じゃあ、行ってくる。」

脱いだ仮面をがぶって飛び降りた。

 

志保「嫌!!!離して…。」

組織一員1「てめえを連れてくれば、ジンの兄貴にほめられるぜ。」

2「その通り。さっさと来い!!!」

案の定、志保は襲われていた。そして引っ張られたそのとき!!!

 

「貴様…俺の女によくも手を出してくれたな。ただじゃおかない…全員ぶっ殺す!!!」

志保「ヴェノス…さん…。」

ヴェノス「やあ、志保。俺が呼び捨てなのに、君がさんをつけるのはよそう。さーて、どう料理しようか。」

仮面の模様がきらりと光る。ヒュォッ!!!

一瞬だった。ヴェノスは一瞬で志保を助け出してお姫様抱っこの状態で抱えた。

ヴェノス「…じゃあ、皆さん Good luck♪」

シュッ…。組織の一員の前から消えていった…。

 

新一「うまくいったかね…。」

蘭「さぁ…。」

離しているそのとき!!!

ガシュッ!!!スタン…。

窓から飛び込んできた黒衣の騎士。そして抱えられているお姫様のご登場である。

お姫様の志保は、騎士のヴェノスの肩をつかんで顔をうずめていた。

仮面からはみ出す口は、優しくにっこり笑っていた…。

後ろには月が光っている。まさに騎士とお姫様。

ヴェノス「志保、大丈夫かな?」

志保「ええ…。」

綺麗な服をまとった志保がすっと降りた。

志保「さて、行きましょうか。ここには続くエレベーターがあるはずよ。」

ヴェノス「これ脱いで良いよな。」

志保とヴェノス意外「ダメ(や)!」

ヴェノス「…作戦終わった後、必ず殺す。所で志保、この薬って何分持つの?」

志保「大丈夫、この薬は普通の解毒剤よ。飲んで。」

志保が差し出した液体は黄色かった。新一、志保、ヴェノスはそれを飲み干した。

そして、ヴェノスたちは急いでエレベーターのところに向かった。

 

そして、エレベーターの前。

ヴェノス「…XG‐001と、仲間。最上階へ向かう。開けろ。」

ウイーン。コレヨリ、サイジョウカイヘムカイマス。

皆は最上階へのエレベーターに乗り込んだ。

 

その頃、最上階では。

ジン「何、XG‐001、シェリー、工藤新一と他三人が…?」

「申し訳ありません。関西人らしき男に真剣でぶちのめされてしまい、同じく女に投げ飛ばされ…。

工藤新一の恋人らしき女は、片っ端から蹴りを入れられて、工藤新一、シェリーは銃を持ち…。

001は、不思議な能力で…。残ったのは私一人で、早く貴方に伝えなければと…っ。」

ジン「そうか、ご苦労。ウォッカ、ベルモット。来たぞ。」

ウォッカ「一番厄介なのはXG‐001。アイツは力を出されてはもう、生き延びる事が不可能です。」

ベルモット「ええ、止める機械も無いし…。」

ジン「ああ、アイツをどうするか…だ。」

そのとき、ドッカアアアアン!!!!!!
平次が思いっきり蹴り飛ばしたドアが、窓にあたって下へ落ちていった。

 

平次「覚悟せーや!!!」
 
続く

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